※2020年、ライター業を本格的に再始動しました。本エントリは、記録として残しておりますが、2020年1月現在、くいしんはライティングのお仕事をお請けしておりますので、お気軽にご相談ください
2017年11月に株式会社Waseiから独立して一年が経ちました。
数えてみたところ、一年間のうちに公開した記名記事は46記事でした(抜けがあったらごめんなさい。11月1日以降に公開した記事は入れていません)。
◯灯台もと暮らし
- 【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】「オーガニック自体じゃなくて、過程にこだわってる」前職で一緒に中国工場を立ち上げた腐れ縁のふたりが語るオーガニックの本質とは?
- 【宮崎県小林市】「あれを選んだらよかった」と考えるのは、無し。それが生き方の基本
- 【宮崎県小林市】絶対に妥協しないものづくりを。国内シェア50%のサーフボードブランクス「kiriflex」ができるまで
- 【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】地元と海外の暮らし、両方好き。たどり着いたイケウチの海外営業という選択|山鬼育子
- 【鳥取メディア研究部】いきなりラジオ収録!?『魔法をかける編集』とあえて“ざらつきをつくる”編集
- すべての始まりはブログだった。日本・海外の滞在比率は6:4、世界中を飛び回るまたよしれいさんの【場所にとらわれない働き方】とは?
- 【京都・坂ノ途中】「何かを積み重ねていく場所をずっと探してた」エンジニア・田中栄一郎
- 世界は、知れば知るほどおもしろい。“好奇心”を発掘する書店
- 【京都・坂ノ途中】物語をつむぎ、“食べる”を育てる小さな八百屋「坂ノ途中soil」
- バンで生活、サウナでミーティング。「ON THE TRIP」成瀬勇輝の【場所にとらわれない働き方】
- 農業の修行経験はゼロ。自動車メーカーから農家に転じた柴田さんが教えてくれた【京都・坂ノ途中】のこと
- イケハヤの語る【場所にとらわれない働き方】の先にある「複数の拠点を自由に行き来する」暮らしとは
- 時代は“共感3.0”!?「共感と購買をどうつなぐ?」【企業特集イベントレポ】
- 人生で一番欲しいもの。それは自然と一体化するプライベートサウナ【サウナをつくる】
- 妄想サウナ!「サウナイキタイ」チームの考えるカスタマイズ可能なプライベートサウナってどんなもの?【サウナをつくる】
- お金を稼ぐだけが経済じゃない。「文化51%経済49%」を目指す、想いの伝わる店づくり【企業特集イベントレポ】
- 「#発酵文化人類学発売一年記念」ハッシュタグ企画を行いました
- 共通点は、本物を伝えるものづくりの美学。The Beatles×IKEUCHI ORGANIC
- ADHDの私が自己肯定感を得られた理由
◯ノマド的節約術
- 熱海時代の生活費は5万!鳥取にあるブックカフェ「ホンバコ」のりょうかんさんが語る理想の生き方
- ここ10年でライブハウスが最も盛り上がった時期って知ってる?ライブハウス小田原・姿麗人の店長に聞いた
- 愛媛県松山道後のゲストハウス「じょじょに」高木さんのダウンシフトする生き方
- 【対談】そこで出会った人々とは、不思議といろんなことが起きる。愛媛県松山道後のゲストハウス「じょじょに」の魅力とは?
- 現役プロ雀士が貯金をやめて、自分に投資することにして見つけたしあわせ
- 「たった100年の時間軸で考えてしまうのは、けっこうさみしい」みそしるぼうや
- 「才能がないという理由で楽器をやめてしまう人を減らしたい」管楽器コーチ・権左勇一
- 「まちをシェアすると、人の顔が見えてくる」コトイロ・織戸さんの理想のまちづくり
- 寺院にはインフルエンサーが必要?発信する僧侶“寺院フルエンサー”とは
- OLさんに聞いた!20代女性のリアルなクレジットカード事情
- ヒモ生活を経て、2児の父に。子どもが生まれて変化した人生観
- 「ネットの仕事だけで、音楽で飯を食う」を実現している「こおろぎ」さんにそのやり方を聞いてきた
- 内省、してますか?『みんなの空想地図』の著者・今和泉隆行さんに聞いたお金や仕事との向き合い方
◯Gyoppy!(ギョッピー)
- 「海がないと、人は生きられない。だから僕らは海のイマを伝える」Gyoppy! スタート対談
- 「震災でできた1億円以上の借金をどう返すか。それだけを考えた」石巻で出会ったフィッシャーマン
- 持続可能な漁法って? 那智勝浦で聞いたマグロの今
◯Rettyグルメニュース
- あるクラフトビール工房の閉鎖に寄せて。たったひとり、9畳の部屋でビールを造り続けてきた男の物語
- 祝・閉店!? パクチーブームをつくった「パクチーハウス」が業績好調なのに”閉店”を選んだワケ
- 五反田「立喰すし 都々井」ついに復活!その裏にあった、一人のファンによる無償の愛の物語
◯サイボウズ式
◯結婚あした研究所
- ミレニアル世代は早婚願望が高い?BUSINESS INSIDER JAPAN浜田敬子さんの語る時代によって移ろう結婚観
- 「全てのカップルが理想の指輪に出会えるように、私たちができること」白木夏子×Ringraph大沼対談
◯ジモコロ
◯BAMP
◯SUUMOタウン
◯タオルト
どうも、くいしんです。
上記のような記事の執筆は仕事全体の30%くらい。あとの20%は無記名記事の執筆、40%は編集。残り10%くらいはその他、という感じのバランスで仕事をしてきました。
独立前に想像していた以上に日々「編集とライティング」の仕事をしています。
じゃあどう想像していたのかというと、編集やライティングの仕事だけでは食っていけず、web制作とか、いろんな仕事をやっていく感じになるのかな〜と想像していました。
しかし!
実際は、ライティングの仕事はもちろん、編集の案件もたくさんいただいており、チーム化して、アシスタントやフリーライターさんといろんな仕事をしています。
思っていた以上に編集者・ライターとして求めていただけてうれしい中、「次のステップにいくために、どうしよう」と考えている自分もいます。
で、表題の件です。
新規でライティングのお仕事を請けるのは、当分やめようと思います。
(…とはいえ、これまでにもお付き合いのあるメディアでは引き続き書くのでお気になさらず!)
(…とはいえ、おもしろいお話だったら飛びつくので、お構いなくご依頼を!笑)
(…言い訳このへんで終了します)
なぜかというと、ライティングをやっているより、編集者に徹したほうが、世の中にお返しできるバリューが大きいからです。
僕…めちゃくちゃ遅筆なんです…。
編集案件も増えてきている中、いつも書いているような5000文字前後のインタビュー記事の場合だったら、どんなにがんばっても月に3、4本が精一杯です。
であれば、しっかり編集者としての仕事をしていったほうが、自分としても、お仕事のご依頼をくださる方としても、しあわせなんじゃないかなーと思いました。
「こんなの宣言したって、仕事が減るだけじゃん」
「機会損失ですよ」
というのは、本当にそうだと思います。
ただ、日々、案件を断り続けることも、本当に時間がかかりまして…胸が痛いというのもありまして…。
そのミスマッチを少しでも減らしたいのがこのエントリの狙いです。
実際、ライターとして一緒にやりたい編集者には「一緒にやりましょう」「仕事ください」と言えばいいだけの話なんです。
いい編集者は、これを書いても、「これはくいしんさんに書いてもらいたい!」とピッタリな内容の企画を持ってきてくれます。
繰り返しますが、そちらのほうが、お互いにとってしあわせです。
じゃあこれから何をするのか
「フリーライター」ではなくても「フリーエディター」ではあります。
編集案件をください!!!!
パラレル親方という取り組みに参加させてもらったこともあって、「自分が書きたいものを書きたい!」という気持ちよりも、「大好きな仲間と一緒に仕事をしたい!」という気持ちのほうが大きくなりました。
この一年間での一番大きな気持ちの変化はこれかもしれません。
好きなライターさんやカメラマンがマジでたくさんいます。「この人に書いてもらいたいなー!」「撮ってもらいたいなー!」と思うことが、たくさんあるんです。
だから、ライターではなくて、編集者として、2019年は加速していきたいと思います。
QUISHINCOMというのをやります
QUISHINCOMという自分の名前を冠したサイトを…ずっとやっていたわけではないのですが、2011年にローンチして以来、ちょこちょこ記事を書いてきました。
近年ではほとんどただのブログと化していましたが、これをリニューアルして、インタビュー記事を主体としたメディアにします。
同時に「くいしんの活動はすべてここから発信する」という場所にします。たとえばイベントレポとか、何かものをつくるときに情報を発信していく場所だとか、そんな場所にします。
これに関しては、ちょこちょこツイッターでも書いているので、読んでみてもらえたらうれしいです(いつだったかに、家入さんにリプライをもらって、うれしかったな〜)。
もうひとつ、メディアを立ち上げます
「東京の生活文化」「東京ローカル」をテーマにしたサイトをつくっています。これはメディア、インタビューメディアというより、いわゆる「情報サイト」と呼ばれるサイトに近いイメージのものです。
「東京にもローカルはある」
「東京の個人店には魅力的なお店が多い」
そんなことを考えながら企画しています。牛歩ではありますが、早ければ来年の春くらいにひとまずベータバージョン的な感じで形になるのではないかなと想像しています。
めちゃくちゃざっくり言うと「(音楽とか映画とかみたいな)東京個人店ナタリー」みたいなものを想像していただけたらわかりやすいかなと思います。
これ、たぶん、僕が本気でやらないと他にやれる人がいないんです…。儲からなさそうですし(笑)。ただ僕がやれば売れる自信はあります。
これ、「一緒に考えたいぞ!」という方がもしいたら、お声がけください。
サイトの色を、ストリートっぽい方向、つまり男性性強めに振るか、ていねいな暮らしっぽい方向、女性性の強い方向に振るか、絶賛考え中です。これ本当は、適任な方がいたら編集長をお願いして、その人の趣味に合わせてつくりたいんです。
書籍を執筆します
実は今、いくつか書籍の企画を動かしています。どうなるかわかりませんが、2019年に一冊、ないし2冊くらい本を出せたらよいな〜とぼんやり考えています。
本、ガッチリ売れないと、儲からないんです。特に僕みたいなライターは、web記事を毎月書き続けていたほうが安定するし、簡単です。
だから、「これは僕がやらなきゃだなあ」と思えたものだけ、書こうと思います。そんなふうにぼんやり考えていたら、ここ数ヶ月で「これは僕がやるやつだなあ」というテーマにぽつりぽつりと出会いました。
最後は結局ライティングの話になってしまいましたが…。でも、フリーのライター業というよりは、作家性の強いものをやるんだという意気込みです。
とはいえ
とはいえ、僕はそんなに未来のことを「これをやるんだ!」って明確に決めてそこに突き進んでいくというタイプではなく、巡り合わせ・巡り合いを大切にしながら、淡々と進んでいくのが好きなタイプです。半年後には「オレはやっぱライター! ライティングが仕事! ライティングやりまくります!」とかって言ってるかもしれません。
なんだかんだ「来年の抱負」みたいなエントリになってしまいました。
今年も残り少し。
マイペースにやっていこうと思います(丑年なんでね)。
追伸1
何をやるのかって、景気にもよるんだよな。借金の仕方とかも変わってくるし。
追伸2
景気が崩れるタイミングは、もうすぐそこまで来ていると考えています…。不動産バブル崩壊しそうですね…。
追伸3
そうしたらみんなライティングの仕事もくれよな!
追伸4
まあでもあんまり考えていても仕方がないことなので、日々淡々といい記事をつくっていきます。
追伸5
このエントリを書く一番の理由が今自分の中で判明したんですけど、原稿がたまってないと「なんかヒマだな〜」って思ってしまうんです。ライター気質。なので、これを解消したいなと思っています。2019年はヒマを味方に付けたい。
追伸6
今後ともくいしん及びQED、灯台もと暮らしやGyoppy!等のことを何卒、よろしくお願い申し上げます。来年はさらに飛躍します。