「歓喜! 歓喜!」と言っていた時期がありまして具体的には3年前くらい、震災がある少し前くらいのときによく言っていたわけです。今の日本人が欲している感情って、本当は歓喜なんですよね!?みたいな。悲しいこととか辛い現実はもう、嫌になるくらい知っているから、もういらないんでしょ? そんなことをよく言っていて、セバスチャンXを聴きながらわめいていたことをふと思い出したのでこちらのブログを書きました。僕らくらいの世代の人間って、そこそこの年齢になってから、もうずっと陰鬱とした時代の中で生きているんですよね。世の中暗いし、未来も暗い、たぶんこの先いいことあんまりないよ、みたいな。僕は、そういう風にネガティヴなことばっかり言うのって何が楽しいの?って思っている人と一緒に仕事をしたいとか、話したいっていう想いを強くもっています。ということで、僕にとっては歓喜というのは、陰鬱な雰囲気に打ち勝つ強かさだったりします。
3本の動画を選びました。
Love Distance CF
Sony Bravia (Bouncy Balls)
祝!九州 九州新幹線全線開CM180秒
3つの動画を観ていただいて、実際に観ていただいてなかったとしても、この文章を読んでくれてる方はその3本の動画がどんなものか知っているわけですけど、勘のいい方ならすぐに気付くでしょう。上記3本の動画はすべてCMです。広告なんです。何が言いたいかっつうと、「広告」っていうと何かと嫌われがちだけど、広告も素晴らしい!という場合ってあるよね?ってことです。人々が忌み嫌っているものを「これは嫌いだ」と言って片付けるのではなくて、「これはよい」と思える視点をもつことが、歓喜を生む一番簡単な方法であり、それが世の中の陰鬱な現状を打破する力になるんじゃないかなあと考えます。