天井裏書房は「書房」なので◯◯書房という名前の出版社と同じように本(電子本)を出します。「電子書籍出版の個人レーベル」みたいなイメージです。第一弾は鳥井弘文さんという方の本です。それを今年のうちに出せたらいいなあ、と思ってます。どうも、くいしん(@Quishin)です。

本を出すこと

このブログではよく書いていることのひとつに、ぼくは紙の雑誌の仕事を辞めてしまって、インターネットを軸において生きている、というのがあります。本当はもっと劇的にインターネットの世界に……たとえばSNSをつくるような仕事とか、そうやって生きていくことを考えたこともあったんですが、なんというか、今は結局のところ「メディア」とか「本や雑誌」というキーワードに近いところで生きている自分がいて、なんだか人って変われないものだなあ……ではなくて、結局同じようなところに辿り着いて、やるべきことというのは勝手に鮮明になるんだなあ、と思いました。

鳥井さんとは

株式会社Waseiという会社の代表です。この会社は主な事業として、灯台もと暮らしという名前のウェブメディアを運営しています。鳥井さんと知り合ったのは、ほぼ一年前の2014年9月にあったB&Bのイベントで、鳥井さんは登壇者でした。ぼくが彼に対して何を思っているかというのは、のちに出る電子本を読んでいただければいいかなあと思います。

ぼくが「イベントに行く」と言えば、大抵それは音楽のイベントやらフェスくらいなもので、当時はWeb/IT界隈に溢れる大なり小なりのイベントと呼ばれる類のものに一切足を運んだことがありませんでした。この日は、それまでの数ヶ月のうちに出会っていた共にブロガーであるタクスズキさんとしもつーこと下津曲浩さんが登壇する、さらに普段から読者としてその文章で楽しませてもらっているけいろーさんと鳥井さんが登壇者ということで「こういうイベントにも行ってみるかー」という、本当にささやかで気軽な気持ちでした。なんか懐かしいなあ。

参照:ブロガー4人でトークイベント開催します!「ブログータン in 下北沢B&B ~ぼくたちがブログでは絶対書けない話~ 」

イベントが終わったあとの懇親会で「こういうオフ会ってさ〜」とかなんとか言ってる方がいて、「あ、これってオフ会なんだ! オフ会ってこういうことなんだ!」と思ったくらいです。で、その懇親会で鳥井さんと近くの席になったので、名刺を渡したら、「あれ、くいしんさんですか!」ってな感じで、知ってもらってたんですね。

なんでかって、それは、この電子本のテーマそのものである隠居系男子という鳥井さんがやってるブログのURLを付けてツイートをしていたから、なわけです。

参照:小田原出身のWEBディレクターくいしん(@Quishin)によるツイッターの上手な使い方講座!@公民館(Kouminkan Cafe Study)

このURLでもチラと触れていますが、メディア運営者(またはブログ書いてる人)は、そのドメインで検索をかけて、ツイートをチェックしているわけです。それはもう、もれなくチェックしています。

まあでもこのときに、運営者に刺さる琴線に触れるツイートを、つまり「気の利いたコメント」をしないと、ってのはありますよね。たぶんぼくは、よほどキレキレでビンビンなツイートで隠居系男子をツイートしていたのでしょう。そんなこんなで鳥井さんとは10月だか11月にサシ飲みしたわけです。この辺りの詳細は次回書こう。

今回の電子本のために、ざっくり15時間から20時間くらいはインタビューをしたのではないかと思いますが、本当に話が尽きないですね。聞きたいことや、伝えたいことが多すぎる(後者は本作りと関係ない)。なので、このエントリも、適当に分割して書くことにしよう、と、ここまで長いのでそう思いました。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!

追伸1
で、この流れでもうひとつ余計な話をしようと思うんですけど、「電子書籍」っていまいちそれを表してる言葉じゃないなあって疑問がずっとあったんですよ。電子に対して「書籍」って言葉をくっつけると、その全体像を掴み切れていないような気がする。たとえば、雑誌は書籍では、ないし。そんな中、クレイグ・モド『ぼくらの時代の本』という本に出てきた「電子本」という言葉がいいなあ、と思いました。電子本なら電子の雑誌も、入ってるし。なので、この先は取り急ぎ電子書籍のことを電子本と呼ぶかもなあ、とか考えてます

追伸2
2014年9月くらいから今までを振り返ろうと思ったエントリでした

追伸3
いや、でも、「電子本」って「電子書籍って言葉を避けてるぞお」感が強くてこれみよがしですよね。