さっきこんなツイートしてまして。
カウンターカルチャーって単語が出てきた。気になるワードを放り込むのが本当に上手な連載だよなあ。。/東京人生ゲーム:41歳学芸大学で始めた「他人と比べない暮らし」 https://t.co/ZDZUlyEf95 @tokyo_calendar
— くいしん (@Quishin) 2015, 12月 27
東京カレンダーのこれらの連載って本当に2015年を代表する「ウェブメディアの連載」になりましたよね。どうも、くいしん(@Quishin)です。
で、触れたいのは、主人公が慶應出て総合商社の出世競争に敗れ知人のベンチャーも辞めてしまって今度は小さな会社を始めるぞ、というくだりの中の以下の一節。
実は資本主義に嫌気が差している自分がいました。5MINUTESを辞めたのも、結局ストックオプションで揉めたことが引き金でしたが、今振り返ると自分は何て小さいやつなんだと思いますね。そういった株とかに惑わされず、小さくてもいいから実体経済で、自分の足で立ちたいと思うようになりました。
そうしてたどり着いたのが、伝統工芸品やハンドメイド品の販売です。
アメリカではリーマンショック以後の世界で、大量生産大量消費の資本主義に疲れたカウンターカルチャーとして、ポートランドを中心とした地産地消やハンドメイドにこだわる生き方が、注目を浴びていました。日本でも最近『KINFOLK』がかなり人気を博していますよね。清澄白河にできた『ブルーボトルコーヒー』も、そういう流れです。
この「カウンターカルチャー」という単語、凄く思い入れが強いので、引っかかったんですけど。僕は音楽やポップカルチャーが好きなので、よく「サブカル好きなんですか?」って聞かれるんですが、基本的には「サブカル」は特に好きではないんですよ。僕が好きなのは「カウンターカルチャー」なんです。
たとえば糸井重里という人は、大手広告代理店的な価値観の権化だったわけですよ。「数百億円の予算を用意して、世の中にドーンと売り出しましょう!」ってやつね。それに対して「思うところ」があったからこそ、まったく違うほぼ日という事業をウェブで始めた。これがつまり、カウンターカルチャーってやつ。
高城剛さんも近しい文脈で語れる。世の中の言う「ロック」ってのももちろんそれ。僕が音楽以外に対して「これはロックンロールだ」とか言ってることがあったら、それは半分以上は「これはカウンターカルチャーだ」って言ってることとおんなじなわけです。
で、いまさら気づいたんですが、灯台もと暮らしやKINFOLK的な「これからの生き方」に自分がすごくしっくりきているのって、カウンターカルチャーだからなんだってこと。ふと東京カレンダーの連載に気付かされたので備忘録まで。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!