先に結論を言っておくと「バイラルの本当の意味」ってのは、ざっくり言うと「SNSの時代ですな」って話です。ひとつの記事がバイラルじゃなくて、仮装して騒ぐことがバイラルした。バイラルメディアって言葉が少し前に言われてたバイラル・マーケティングの話と言ってもいいかも。
「バイラル」は「感染的な」という意味で、商品の情報が人づてに伝わっていく仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。
参照:バイラルマーケティング 【 viral marketing 】
どうも、くいしん(@Quishin)です。なんだかハロウィーンが凄く盛り上がってて、渋谷や六本木が楽しそうでよかった。ハロウィーンが盛り上がりを見せたのはここ数年。2010年代になってからと言ってもいいかもしれません。前提として、「え、ハロウィーンってそんなに盛り上がってるの?」って感じた方はこちらのデータをぜひ。
今日は #ハロウィン ですが、
1位 クリスマス
2位 ハロウィン 1100億円
3位 バレンタイン 1080億円
となり市場規模では、バレンタインを抜く。検索数においても昨年に抜く!
http://t.co/slsCOjyE4Y pic.twitter.com/teEuHX7QyA
— 新潟ネットビジネス研究会:横田秀珠 (@enspire_co_jp) 2014, 10月 31
今年の国内でハロウィンの経済効果1100億円見込まれてるんだってね。バレンタイン抜いてクリスマスに次ぐビッグイベントになったんだってよ。
— ken waragai (@colagby) 2014, 10月 31
ハロウィーンが国民的なイベントになったことは、データ上でも明らかにされている事実のようです。音楽フェスが流行ったのは、その体験をFacebookをはじめとしたSNSで自慢して、それを見てまたいきたい人が出てくるって言説をどこかで読んだ。誰が言い始めたのかは知らないけど、それと似たようなことをぼくは感じたわけです。
フェスと同様、SNSで自慢→承認欲求を満たせる と、考察してみました。/“@shiba710: ハチ公前、仮装とコスプレで大混雑。たぶん仮装してないほうが少数派。明らかに今までにない状況。”
— くいしん (@Quishin) 2014, 10月 31
そしたら、偶然、シェアハウスのリバ邸等々で有名なコンテクストデザイナーの高木新平さんも同じようなことを言ってた。
感情の共有装置。痺れる言葉が並んでます。クリスマスやバレンタインに比べて、ハロウィーンは誰でも取り込める。男女の色恋の要素がない分、誰でも思う存分はしゃげる。で、「仮装・コスプレ」という非現実・非日常な行いをする結果、それをSNSでシェアしやすい。しかも見る側もいつもとは違う友だちの姿を見ることができて、ツッコミやすいし、笑いやすいし、見ていて楽しい。場合によっては男からしたら女の子かわいい。そりゃ流行るわ、という話。
今年のハロウィーンはバイラルだったなあ。
— くいしん (@Quishin) 2014, 10月 31
Webメディア元年とも言われた2014年。その筆頭がバイラルメディアと呼ばれる、SNSで拡散されることを前提としたコンテンツ作りだったわけですが、それをどんなメディアよりも大きな規模でやったのが、ハロウィーンだった。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!