先に結論を言っておくと「バイラルの本当の意味」ってのは、ざっくり言うと「SNSの時代ですな」って話です。ひとつの記事がバイラルじゃなくて、仮装して騒ぐことがバイラルした。バイラルメディアって言葉が少し前に言われてたバイラル・マーケティングの話と言ってもいいかも。

「バイラル」は「感染的な」という意味で、商品の情報が人づてに伝わっていく仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。

参照:バイラルマーケティング 【 viral marketing 】

どうも、くいしん(@Quishin)です。なんだかハロウィーンが凄く盛り上がってて、渋谷や六本木が楽しそうでよかった。ハロウィーンが盛り上がりを見せたのはここ数年。2010年代になってからと言ってもいいかもしれません。前提として、「え、ハロウィーンってそんなに盛り上がってるの?」って感じた方はこちらのデータをぜひ。

ハロウィーンが国民的なイベントになったことは、データ上でも明らかにされている事実のようです。音楽フェスが流行ったのは、その体験をFacebookをはじめとしたSNSで自慢して、それを見てまたいきたい人が出てくるって言説をどこかで読んだ。誰が言い始めたのかは知らないけど、それと似たようなことをぼくは感じたわけです。

そしたら、偶然、シェアハウスのリバ邸等々で有名なコンテクストデザイナーの高木新平さんも同じようなことを言ってた。

感情の共有装置。痺れる言葉が並んでます。クリスマスやバレンタインに比べて、ハロウィーンは誰でも取り込める。男女の色恋の要素がない分、誰でも思う存分はしゃげる。で、「仮装・コスプレ」という非現実・非日常な行いをする結果、それをSNSでシェアしやすい。しかも見る側もいつもとは違う友だちの姿を見ることができて、ツッコミやすいし、笑いやすいし、見ていて楽しい。場合によっては男からしたら女の子かわいい。そりゃ流行るわ、という話。

Webメディア元年とも言われた2014年。その筆頭がバイラルメディアと呼ばれる、SNSで拡散されることを前提としたコンテンツ作りだったわけですが、それをどんなメディアよりも大きな規模でやったのが、ハロウィーンだった。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!