シロガネーゼを意識したタイトル。表題のようなことっていろいろあるよね。なんというか、「よどむな、動いてこそ生である!」みたいな。たとえば以下のような感じだ。
・部屋の空気を入れ替えよう
・お風呂やプールには水を張ってないとあかん
・電化製品は電源を入れないでいると壊れちゃう
・バイクはエンジンかけてあげないとバッテリがあがる
これは人間の場合も同じことが言える。昔ダウンタウンの松本さんが「お笑い筋肉」の話をしていた。お笑いも、常に人を笑わせようと面白いことを考えていないと、筋肉が衰えてしまうって話。どうも、くいしん(@Quishin)です。好きなクリームパンは箱根ベーカリーのかぼちゃクリームパンです。
アイスソイラテと箱根ベーカリーのかぼちゃクリームパンという、人間の頭脳をもって考えられる中でほぼ最強の布陣で新幹線に挑んでいる。 pic.twitter.com/RHgCsqZ6O0
— くいしん(@Quishin) 2014, 11月 23
文化や芸術の場合もそうだ。たとえば、美術館にいって、世界的な絵画を見ても、そこに見る目がなければなんだかわからない。もちろん、それを超えていくような、有無を言わせぬ凄さがあるって場合もあるけど、それは本当に一番上のほうの一握りだけだ。湯葉みたいなもんだ。若い頃に輝いて見えた絵画をもう一度見たときに感激できなかったら、それは筋肉の衰えを疑ったほうがいいかもしれない。「絵画を見る筋肉」があって、それを使わないと衰えていってしまうということだ。
映画もそうだ。毎週毎週何本も映画を見て、それについて書いた本、たとえば町山さん(※町山智浩さんは映画評論家)が書いた本を熱心に読んでいる時期があったとして、それをやめて数年経ったら、もちろん映画を観る筋肉も衰えているのだ。
ここまでの話はすべて蛇足だ。今日は何が言いたいかって、それの、音楽の場合の話。耳がめちゃくちゃ悪くなった。音楽を聴く能力、または聴力にはまだまだ自信があった。一時期、それに関わる仕事をしていた時代に比べれば少しは悪くなったよなとは思っていたものの、言っても普段からたくさん音楽を聴いているし、「音楽好き」としての誇りのようなものがそれなりにあった。でも、もうダメだ。以下の動画は、広告界が選ぶ「2014年人気広告ランキング」1位になった、小栗旬さんが出演してるペプシのCMだ。
ここで使われている重厚感のある楽曲が、The Heavyの“Same Ol’”だ。全部聴きたい方は以下から。
次に、また別の曲を聴いて欲しい。ぼくが人生で1、2を争うほど好きなバンド、Arctic Monkeysの“Do I Wanna Know?”だ。
結論を言うと、「ペプシのCMって、アークティック・モンキーズなんだ!」とかなんとか言っていた。けど、実際はそれはアークティックの曲ではなかった。アークティックの曲は知っていて、ペプシの曲をチラッと聴いて、その曲だと信じこんでしまっていた。全然曲似てないのに、完全に勘違いしていた。
「耳はきちんと使わないと、悪くなっていってしまうのよ」だ。耳もだらだら使ってはいけない。神経を研ぎ澄ませて、音に集中していこうと思った。以上で2014年、もっともショックだった出来事の紹介を終えようと思う。今年はあと数本、ごきげんよう的な一年の総括ネタを書くつもり。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!