FINLANDS(@Finlands12)の初ワンマンを観に行った。

ライターとして最近大活躍中の石川さんと。

どうも、くいしん(@Quishin)です。

場所は新代田FEVER。駅から近くて雨が多少降ってても傘がいらないので助かる。ここでやってるフィンランズのライブに行ったのは、前回が11月だから3ヶ月ぶり。

前回のライブについては、Diggity(ディギティー)で書かせてもらった。フィンランズとは長い付き合いで、今のふたりが前身のバンド「The Vitriol(ザ・ビトリオル)」をやってたときから。フィンランズとして初めてナタリーに載ったときに、他人のことながら喜んだことをよく覚えてる。

quishin.com

これは2011年の3月に、人生で初めて取得したドメイン。今でもここに前身のバンド、The Vitriolのロングインタビューが載ってる。当時は「インターネット上に自分の場所をもつ」ということに、すごくワクワクしていた。ウェブのことなど何も知らなかったけど、とりあえずロールモデルはほぼ日だった。「もうええやろ、このドメイン…」と思ったこともありましたが、こうして今も残っているのはビトルオルの記事を消せなかったから。

理由はいくつかあって、ひとつは、この記事は記事広告で、ビトリオルのCDにライナーノーツを寄稿していて、そこにURLが記載されており、その続きとして読めるようになっているから。いつ誰がライナーノーツにあるURLを探してくれるかわからないので、この記事を消すことはできない。と、思って、Amazonを見たら売ってた。

とにかくこうしてフィンランズとは付き合いが長い。そして、フィンランズは去年サマソニやゲスの極みの川谷さんのイベントに出て、ざっくり言うといい感じの勢いで成長してて、初のワンマンライブが開催された。

ライブはめちゃくちゃよかった。今まで観た中でダントツでよかった。人は、売れると成長する。凄い勢いで売れれば、凄い勢いで成長する。これは、僕が今まで生きてきた中でそういう人を何人か見てきた実感だ。その成長の波に自ら乗っていける人間だけが、何者かになっていく。もちろん、人によっては降りるという選択肢もあるし、それは別に悪いことじゃない。

「売れる」という言葉だと短絡的に言っているように聞こえるかもしれないけど、売れるに対して素直になれる人でなければ、人気者にはなれない。「ここがいやだなあ」「これが納得いかねえ」と言ってしまうと、そいつはそこまでだ。

よく起業の話なんかで「如何に覚悟がキマッてるか」みたいな言い方があるけど、特にバンドの場合は、この覚悟っていうのは「オーディエンスを背負えるか」という話になってくる。オーディエンスのモヤモヤを、どれだけ全力で背負って、晴らせて、明日の活力にできるか。これしかない。

先日のツイキャスで「SEKAI NO OWARIが売れたことに驚きはない。そうなると思ってた」って話をしたんだけど(初めてライブを観たのが15人くらいの現場だったんです)、それは本当にそうで、ざっくり言うと「歌」と「演奏」と「MC」からそれは伝わる。話はそれるけどMCはそれくらい重要なんだ。「音楽」そのものと同じくらい重要なんだ。音楽が料理だとしたらMCはお皿みたいなものだ。毎日パックでご飯を食べてたら味気ない。できれば綺麗なお皿で食べたい。

「歌」は届けたいという気持ちの強さによって変わる。それはもう、全然違うものになる。歌を聴けば「ああ、この人は諦めてしまったなあ」というのがわかる。その点で、フィンランズ塩入の歌は進化し続けていると思う。

だから何が言いたいかって、フィンランズには売れて欲しいってことだ。

どうも、くいしん(@Quishin)でした! 最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!