クリエイティブな仕事をするなら、大勢ではなく1人を意識する

公開日: : 最終更新日:2016/11/23 書く


なんでこのブログをほぼ日刊にしたか→友人にブログを進める→お前もやってよと戻ってくる。とにかくそういうことが起きるくらい、ブログの時代というか、ウェブメディア再考、なのが今なわけで、僕はウェブ制作とともに、それについて夢中なわけです。僕は正直愕然としました。3年以上前にそれに気づいてたのに、なんでやってないの?となった。これまた昨日書いた話じゃないですが、だらけグセが出たわけです。未来を想像することは重要だけど、本当に重要なのは、未来をつくることだ。想像するだけで終わるなら、創造はできません。「先へ」いくこと。今はこのために生きてる。

たったひとりを、刺しにいく

これに尽きる。はじめて自分の気持ちを表現しようと何か書いたり何かつくろうと思った人に多いのが、あまりに曖昧な「できるだけ多くの人へ届けよう」病だ。そんなもん、一朝一夕でできるもんじゃない、誰よりも地道にやり続けた人間だけが多くの人へ、届けることができる。そんな考えもってたらイチローに怒られる。誰よりも多く素振りして打席に立ち続けろって話だ。

ペルソナなんてたいそうなものじゃなくていい、友人でも恋人でも一度しゃべっただけの知人でもいい、誰かのために、

なんだこの話。とりあえずブログだから、書くことについての話にする。音楽とか絵描きとかクリエイティブ業?とかなんでもいい、なんにでも当てはまる。あー、なんだ、ライフハッカーの記事も作家が何か言ったことについての話だ。ちょうどいい。

ペルソナなんてたいそうなものじゃなくていい、友人でも恋人でも一度しゃべっただけの知人でもいい、誰かのために、書くことだ。そうすると、同じような思いをもった人とか、近いマインドの人のところに自然と刺さる。ネットでものを書くなんか、特にそれだ。

読者のことは忘れてください。第一に、名前も無い、顔も見えない読者は、あなたをダメにします。それに、劇場でもない限り、目に見えるお客さんはいません。執筆に関しても、あなたの読者はたった1人だと考えてください。あなたがよく知る人を1人選ぶか、想像上の人物に向けて書いてください。この方法はとても効果的です。

記事内ではこのように書かれたあとに、以下のように続く。

1人の人に向けて書くことで、大量の観客に対して感じていた”目に見えない恐怖”が消えてなくなります。恐怖から解き放たれて自由を感じることで、素晴らしい何かが生まれます。

大量の観客なんかクソだ。人間を大量の何か、にしてしまう言い草もクソだ。ちょっとだけ話はそれる。たとえばそう、「私は中国人が嫌いです」とかいう輩にしても同じことが言える。そうやって人間をひとまとめにしてああだこうだ言うヒトって、言ってて気持ちがいいの? 中国人のうちの何人が嫌いなのか、どこがどう嫌いなのか聞いてみたい。

僕は昔イタリアンでアルバイトをしていたときにいつも中国人と一緒だった。彼は日本で料理を勉強しているらしかった。あるとき、業務が終わったあとに彼にご飯に誘われ、店の近くのそば屋へ入った。そばはうまかった。彼はちょっとだけ僕より先輩だったためか、そばをご馳走してくれた。

さっきまでパスタをゆでていた中国人コックが、若い日本人にそばをおごる。そこに国境などない。たまに言葉が通じないくらいだ。つまり人間と人間の繋がりは、日本人と中国人とか、自分とある世代、なんかじゃない。常に個人対個人だ。何をするにも個人は個人に対してしか機能しない。コミュニケーションとはそういうものだ。

ウソだと思うかもしれないが、桑田佳祐や桜井和寿は、あなたという個人に向けて歌を歌う。自分のファン、というぼんやりとした大勢に対して歌っているわけではない。僕も、こんな駄文を最後まで読んでくれるあなたのために書いている。ウソだと思うかもしれないが、それは本当のことだ。


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