漫才の大会でM-1グランプリというのがあるんですが、最初の10年の主催者である島田紳助さんは「お笑いを諦めさせるためにやる」というのもあると言っていました。3年やって一回戦突破できないなら諦めなさい。10年やって準決勝までいけないなら諦めなさい、と。どうも、くいしん(@Quishin)です。
夢を諦めるきっかけ
世の中には、夢を諦めるな!という言葉が溢れていて、夢を諦めさせるきっかけがないんです。だからこそ、「夢を諦めるきっかけ」を作る意義というのは、実は凄くある。
というのは、やはり「夢は諦めなければ叶う」という言葉が、悪く作用してしまうことは確実にあります。僕がお笑いやってて辞めたときは「もったいない」「もう少しやってみたらいいのに」といろんな人に言われました。
僕は向いてなかったら、辞めて、どんどん新しいことをやっていくべきだと思います。3歳から野球を始めて、プロ野球選手になって、監督としても成功する。もちろんそれは凄いことで、誰でもそうやってできたらいいのですが、現実には、「若いうちに志したことを、死ぬまでやり続けられる」みたいなことって、奇跡です。
ここで言いたいのは「これを辞めたら今までがんばってきたのがムダになる」というのは、ウソなんじゃないかってことです。僕は「もったいなくない」って断言したいです。
世の中の仕事と仕事はつながってて、ひとつの仕事のためには様々な仕事が絡んでます。だからってそのうちの「全部が全部凄く重要だ」とは正直思えてない自分もいるけど、バカにしていいようなものはない。
だから、もったいない、って思ってしまうことがもったいないので「これもまああとでなんとか役に立つかもね」くらいに思っておいたらいいんじゃなかろうか。諦めるきっかけがあれば、次に向かって走りだすことができる。そうすれば「もったいないことをした」って後悔する必要もないんじゃないかなあ、と。
どうも、くいしん(@Quishin)でした! 最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!