どうも、くいしん(@Quishin)です。世の中の「お笑い好き」のほとんどは「テレビ好き」に過ぎないですよね。テレビって多くの人が見るもので、その中でもお笑い芸人ってのはいろんな番組に出てくるから、お笑い好きってもの凄く多いと思われている。実際、「お笑い芸人の◯◯が好き」というのは誰もが一度や二度は言ったことがある話だと思う。でも、実はお笑い好きって凄く少ない。
映画好きというと、たとえば、月に何本のDVDをレンタルして、何度か映画館で映画を観て、という人を指すと思うんですね。日本の俳優だと誰が好きで、海外だと誰で、とか。どういうことかというと、お笑い好きの場合、これが、かなり上のライン(相当なお笑いファン)にいくまで、「テレビで見るだけ」に過ぎない。または「◯◯が好き」といっても、そのコンビだけ、とか。
次に、音楽のライヴ、またはフェスにいったことがある人、周りにどれくらいいますか? そのあとに、お笑いライヴにいったことがある人を思い浮かべる。たぶんお笑いライヴにいったことがある人のほうが圧倒的に少ないでしょうね。
テレビのジャンルで言うともっとわかりやすそうだ。「ドラマ好き」というのは、ドラマを見るだけで、その先に何か時間をかけたり、お金を落としたりというのはあまりしない。せいぜいホントのドラマ好きでも、毎クール新しいドラマをチェックするくらい。
お笑いってのは、ほとんどテレビ産業で、純粋なお笑い産業ってのは小さいんだなあ、とふと思ったお話でした。