高校卒業してNSC東京という吉本興業(当時)の養成所に入って、4年弱くらいの間お笑い芸人見習いをやってました。ちなみにぼくは「華の10期」と呼ばれる10期生で、同期はオリエンタルラジオ、はんにゃ、フルーツポンチなど、超売れっ子が東京でもっとも出たと言われている世代です。どうも、くいしん(@Quishin)です。

華が強すぎて、こりゃ勝てないわと早々に辞めてしまったわけです。そんな売れない芸人は普段何をやっているのか、書いてみようと思う。

リスト

  • 合コン
  • バイト
  • ネタ書き
  • ネタ打ち(ネタの打ち合わせ、練習)
  • ネタ見せ
  • 劇場でのライブ
  • 路上ライブ
  • テレビ・映像関連のエキストラやカメリハなど
  • イベント制作
  • 大喜利

主な仕事は、合コンとバイト

売れないお笑い芸人の主な仕事は、合コンとバイトです。これは間違いない。この中で気軽にできて最高に楽しい修行が「大喜利」です。これも間違いない。たぶんみんなやっていたと思う。今回はこの「大喜利」について書いてみる。

「大喜利って何?」と思う人もいれば、その姿が思い浮かぶ人もいるのでしょうか。大喜利っていうと、テレビ番組だと「IPPONグランプリ」とかNHKの「着信御礼ケータイ大喜利」を思い浮かべていただければいいかと思う。お笑い詳しくない方だったら「笑点」のそれを思い浮かべてもらえたらと。「笑点」は古きよき寄席(今で言う、ライブ)形式で、漫才とか漫談など、前座のあとに「大喜利」があるわけです。落語家さんがフリップをもってなんか書いて、発表していく、ってやつです。

どこでどうやって大喜利をやるのか

まず場所ですが、これはだいたいカラオケです。または人の家でしょうか。ただ人の家だといまいち臨場感が出ないので、おすすめはカラオケです。やり方としては、、「やり方」というほどのこともないのですが、準備するものとして、100均で「ホワイトボード」と「ペン」を用意します。参加者が5人いる場合は、1人がお題を出す担当、他の4人が回答する、という形式で、お題担当は順番に回していきます。ここで「俺は司会業がやりたいんだ」「俺はツッコミだから」と言い出すヤツがいれば、そいつがずっとお題担当ということもあります。ぼくは基本的にボケだったので回答ばかりしてました。

なぜやるのか

もちろん「楽しいから」なんですが、「修行」というのもあります。お笑いも文章書くのも仕事をするのもなんでもそうかもしれませんが、お笑いには「お笑い筋肉」があるわけです。筋肉を鍛えないと重いバーベルを上げられない。それと同じで、日々お笑い筋を鍛錬しなければ、「爆笑」は得られないわけです。ぼくなんか22の頃に比べたら、本当にクソほど面白いこと言えなくなってますもん、昔はもうちょっと面白いこと言えたんだけどなあ笑。

趣味としてもいいのでは?

今ってお金がかけられない趣味が求められている時代ですよね。散歩とか。ちょい飲みとか。ネットサーフィン?やSNSもそうなのかもしれない。らふらくのタクスズキさんもちょい飲みのこと書いてました。

参照:これからのコミュニティ作りで重要なのは高校時代に体験した「部活帰りのコンビニ」 – らふらく^^ ~ブログで飯を食う~

そういうもののひとつとして、「大喜利」があってもいいのかなあ、とふと思いました。または、「仲間と集まってファミレスでダベる」っての、実は大人になってもありますよね。議題が仕事になったり、場所が居酒屋とかバーに変わるだけで。あとは麻雀やったりとか。あれって、麻雀好きなビジネスマンがみんな言うのは、仕事に活かせるんですよね。勝負勘とか、論理的に考えるところとそれを凌駕する何かを引いてくる力とか、全体の流れを読む力とか。

私は、麻雀という競技は仕事と同じく、
「右脳と左脳のキャッチボール」
(三木谷さんの名言)だと思ってます。

論理の積み上げと、
直感とか勝負勘とか流れを読む力の
掛け合わせという意味です。

それは「勝負強さ」に通じます。

学校教育ではなかなか教えてもらえない
ことですが、右脳と左脳のキャッチボール
の感覚を掴めば人生において
値千金だと思います。

参照:勝負強い社長です – 渋谷ではたらく社長のアメブロ

それと同じ選択肢として「大喜利」があったらいいなあと思いました。誘ってください。ちなみにぼくはいまだに仲間と面雀とかやりますよ。どうも、くいしん(@Quishin)でした。読んでくれた方ありがとうございました。ツイッター(@Quishin)はフォローお気軽に!